自己PRにおける『目標』と『目的』の違いについて
自己PRとして志望動機を書いて伝えるのが『志望動機書』で、話して伝えるのが『面接』ということは前回お伝えしました。
なぜその業界を選んだのか、なぜその仕事を選んだのか、様々あります。
しかし、自己PRをしていく上で、混同されるのが『目標』と『目的』です。
志望動機、志望理由を伝える上で、キモになるポイントといっても過言でありません。
まずは、その違いを認識しておきましょう。
『目標』は数値化できたり、人と比較差別できたり、具体的な資格やスキルなどです。
例えば、〇〇の資格を取得する。〇〇までにレベル〇〇まで達する。売上は〇〇円。〇〇人の人を集める…
一方、『目的』は抽象的なことや目指すべき生き方や在り方など、人や周りと比較することのできないものです。誰かのために!何かのために!
例えば、お客様の笑顔のために!世の中を〇〇に変えていく!生きがいのある人生をサポートする!…
若いうちは、なかなか答えづらいものです。
だからといって、そこの原点の深掘りを疎かにしていると、とかく風評や世間体、無意味なまでの周りの評価に右往左往して、自分を見失いかねません。
志望動機書では、『目標と目的』の明確な線引きはそれほど意識しなくても大丈夫です。しかし、面接の場合は、そこを確認するための質問がされることも少なくありません。
当然、入学や入社を希望している学校や企業にも建学の精神、教育理念、企業理念、ミッションやビジョンといった言葉で表現されているはずです。
相手が掲げているものが『目標』なのか『目的』なのか、聞かれているものがどちらなのか、見極めつつ、慎重に応対しなくてはいけません。
その仕事に就く上で、その学校に進学する上で、
あなたの『目標』は何ですか?
あなたの『目的』は何ですか?
今一度、問い直してみましょう!