不登校の要因と解決に至るアプローチについて
不登校に至るまでには様々な要因、つまづきが挙げられます。
①人間関係のつまづき(教員・生徒間)
②発達の課題(発達障害)や偏りからくるつまづき(ADHDなども含みます)
③知的面での遅れからくる学習のつまづき(LDなども含みます)。近年、急増している中高一貫校の学習スピードへの違和感もあります)
④生活リズム、ペースの乱れからくるつまづき(ゲーム依存症、起立性調節障害など)
⑤非行
⑥その他(なんとなく、特に明確な理由が見当たらない)
他にもあるでしょう。それでは、お子さんはどれに当てはまるでしょうか。それによって、対応や解決に向けたアプローチは異なりますので。
と言ったとて、大事なのは病理学的な課題として扱うのではなく、一人ひとりの個性をどう捉えて、どのように生徒本人が認識し、周りが不足の部分をサポートしていけるか、にあると思います。
そういった流れの中で、ここ数年、様々な具体的なサポート方法も体系化されてきました。
それでは、どういうサポートを選択すれば良いかというと、苦手な事柄それぞれに個別に対応するアプローチを検討するよりも、いくつかの感覚過敏のサポートに着目した方が分かり易いです。
主に、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚などです。
いずれかの感覚が一般的な人よりも過敏か、もしくは逆に鈍感になっているため、他者とのコミュニケーションに難が出て、その結果、集団が苦手になり、不登校になるケースは少なくありません。
例えば、視覚過敏でしたら、他の人が見えないとされる不思議なものまで見えたり、一度見たものの記憶定着が強すぎて、日常に支障をきたす。
聴覚でしたら、遠くの運動場で騒いでいる声と近くの目の前で話している先生の声も同じボリュームに聞こえ、教室内でパニックを起こす。
触覚過敏は、人との距離感と移動動線の重複を意識して、使用するスペースと関わる人数などを照合していけば対策はたてやすいです。
嗅覚と味覚は紐づいていて、食の細さやこだわりから、健康面の配慮が必要など、様々にあります。
実際に、それらの個別の対応策のラインナップも揃ってきています。
それにも増して、そういった個々の課題に対して、学校として、有効的な役割を担っているのが、通信制高校、サポート校、高等専修学校、フリースクールといった支援機関です。
集団行動や一斉授業、煩雑なコミュニケーションなどを回避しつつ、自立した進路選択や職業選択を可能にしている学校群、学校種です。
多様なタイプの不登校生に対応すべく、コースや学科が編成されています。
学校選びや個々の対応についてお困りの方は無料個別相談サイトhttp://furutraman.wixsite.com/schoolを設けています。専門分野の心理カウンセラーや進路アドバイザーが対応します。電話でもメールでも対面でも承ります。