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進路・心理カウンセラーの学校選びと進路相談

オールアバウトの【学習・受験】【専門学校選び】ガイドが、学校選びの基準と受験対策のポイントをお伝えします。

週刊ダイヤモンド“息子・娘を入れたい専門学校“特集記事

週刊ダイヤモンド(2020/5/2.9合併特大号)にて、“プロフェッショナルへの近道『息子・娘を入れたい専門学校』“の記事にてコメントしています。

『専門学校の就職体制の強み』って何?

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・担任がいる!?

なぜ、担任制ができるかというと…

大学は幅広い教養を身につけるために、いくつかの学びのカテゴリーの中から、ある程度自由に、自分で授業を選んでいきます。まるで、自分で、自分のためだけの時間割を作っていくようなものです。一人ひとりの学校生活、学びのスケジュールが違います。

 

一方、専門学校の授業はその道のプロになるための資格取得とスキル習得に特化し、体系化されたものとなっています。学びの自由度という考え方はありません。学びのプロセスも固定されていて、同じ学科・コースであれば同じ時間割となります。

 

→同じ時間と学びを共有できるからこそ、担任制度が成り立ちます。担任の役割は、学校生活に関しての悩みや座学・実習以外の面でのケアが主となります。実質の学びは講師が担当します。そして、就職活動をメインにフォローするのがキャリアセンターのスタッフになります。

1人の学生に対して、3方向からトライアングルでプロになるためのサポートが可能となります。

 

それならばこそ、高い就職率を誇ることができます。

 

あと、今回は学費についても触れさせていただきました。

 

昨年の消費税増税に伴い、その財源を活かした『高等教育の無償化』が話題になっています。メディアの論調では『大学』を軸に語られていますが、実は、専門学校も『高等教育』機関に該当しますので、当然、専門学校進学者も無償化の対象となるわけです。

では、誰でも、どの専門学校に進学しても、在学していても対象となり、その恩恵を受けられるのかというとそうではありません。

 

進学希望者は、高校時代の教科の成績というより、明確な進路意識と学ぶ意志の方が問われます。進学後もきちんと学修しなくてはいけません。入学した専門学校での成績が学科、コースの中で全体の1/4以下になるようであったり、出席状況が8割をきるよようであったりすれば、次年度以降は支援が打ち切られます。

 

また、進学先の学校も、きちんとした学校教育と経営が行われていることを事前に申請して『要件確認』を受けている学校でなくてはいけません。(要件確認を受けている学校はその旨、ホームページや募集要項で周知しているはずなので、よくチェックしてください)

要件確認を受けて対象となっている学校一覧はこちらのページからご確認ください。

 

文部科学省の高等教育無償化のサイトです。注意したいのは大学等になっていて、専門学校の表記がありませんが、この『等』には短大・専門学校も含まれるということです。https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/1420041.htm

 

専門学校の比較検討についてや大学・専門学校の進路選択へお悩みの場合は、心理・進路アドバイザーの私が、下記のいずれかのサイトで無料相談(電話・メール・オンライン)をしております。お気軽にどうぞ!!

 

https://bestschool.website/

http://furutraman.wixsite.com/school/

 

 

 

 

 

 

 

 

『感覚過敏』に由来するケースも少なくない発達障害と学習障害の事例

前回記事で学校選びの新しい基準として『合理的配慮』の視点を挙げました。今回は、合理的配慮を必要とするお子さんの多くにみられ、発達障がい、学習障害にも起因しているケースもみられる『感覚過敏』を取り上げてみます。

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前回記事で学校選びの新しい基準として『合理的配慮』の視点を挙げました。今回は、合理的配慮を必要とするお子さんの多くにみられ、発達障がい、学習障害にも起因しているケースもみられる『感覚過敏』を取り上げてみます。

 

人が日常生活を送るなかで、自分の周りに起きているものごとを認識しようとしたとき、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)と言われるようないくつかの感覚を無意識に組み合わせています。

 

たとえば、のどが渇いたので水を飲もうと冷蔵庫に向かいます。すると、

キッチンの方からいい匂いがしてきた(嗅覚)、

フライパンで何かを焼く音が聞こえてきた(聴覚)、

のぞいてみるとママが野菜と肉を炒めていた(視覚)、

コップは冷たく(触覚)、

水は美味しかった(味覚)。

 

そうやって五感を介して、自分の周りに起きていることを認識していきます。そういった情報がインプットされる中で、もう少しで夕飯の時間かな!?とか、あの番組が始まるのかな!?

宿題をやる時間はないかな!?

と意識を向け、次の行動などをイメージすることができます。

さて、その五感が過敏になると…

他の人にとっては、

いい匂いのはずが、→肉の血の臭いまでしてくる

炒めている音が、→外で騒いでいる子供の声と同じボリュームで混じって聞こえ

料理をしているママの後ろ姿に、→さっきまで見たテレビ画面が重なり

コップに触れた途端、→まるでドライアイスでも触ったかのように

飲んだ水も、→いつもと違う雑味を感じ

 

すべてが重なることは稀ですが、何か一つでも違和感があると他の人とは全く違った受け取り方をし、次の行動へのイメージが違ってきます。

 

これらが、学校生活や学習面で現れると

 

授業中に先生が話している声とグランドで体育をやっている生徒の騒がしい声が同じボリュームで聞こえる聴覚過敏の子もいます。

 

自分の視覚においては、静かな教室なのですが、聴覚は騒がしさのるつぼの中にいます。これが低学年だとグランドまでの距離感や空間認知の経験が乏しいので、パニックを起こします。

 

周りには静かな環境のままでそういったことが起こるので、ADHD的行動とみなされたり、パニック症候群の傾向ありとされたりすることもあります。

 

学年が上がるにつれ、周りの環境認知の経験が積まれ、症状が緩和されたようにみられるケースもあります。

 

こうした見た目で分からない聴覚過敏のお子さんの日常生活の中での特徴としては、

 

①      テレビなどのメディアから流れた曲、メロディーを1,2回聞けば、それらしく表現できる(アウトプットの上手い下手はありますが)。

②      人が言った言葉に対して、理屈っぽく捉え、こ難しい言い回しをする。

③      ADHDのように突飛な行動のように見えるが、実は、本人の決まった、こだわりのあるパータン化された行動様式がある。

 

などがあります。

 

視覚過敏のお子さんは、ディスレクシア(読字障がい)として見られることがあります。

 

日本語の横に並んだ文字は左から読みます。それが、自分の視線の真ん中(正中線)までは普通に読めるのですが、そこから右端まで視点がジャンプしてしまう。そして下の行の次の文章を読み始める…

 

それが、続くと書かれた文章の左半分は理解し、右半分はあやふやで推定してしまう。

 

たとえば、文章の上下で下半分が読めていないと途中までは一応の意味は理解しているということなので、文字を読み込むスピードが遅いということになり、その対応をすればいいです。

 

しかし、左右半分の理解は、日本語の特性上なかなか難しいものがあるので、分かったような、分からないような微妙な理解をみせます。

 

 

縦書きの文章の場合は、視線で追っている行の3行先以降を隠される(他の紙や自分の袖とかで覆われる)と読み進めない子や逆に前後の行は隠して、読むべき行だけを見せると理解が進みやすいケースもあります。

 

いずれにしても視覚過敏のお子さんは、国語の文章題が苦手とみなされます。一方、一度文章を視覚情報としていれたら、内容は理解していないにもかかわらず、まるで機械でスキャンした画像の如く記憶定着させるお子さんもいます。空所補充(穴埋め)問題はできるけど、登場人物の心情理解ができないケースなどがあります。

 

視覚過敏のお子さんは比較的記憶力が高い子が多いので、社会科、理科など記憶重視の科目は高いにも関わらず、思考力を求められる国語(記憶でできる漢字以外)や算数(記憶でできる図形以外)が苦手であるなど、教科間(同一科目でも章題間)で成績のばらつきがみられることもあります。

 

数例を挙げましたが、こういったことならば、これはこう!だからこういうことをしよう!というような病理学的な処方にはならず、あくまでも個別の特性に合わせたアレンジした理解と対応が必要になります。

 

感覚過敏については、本人にしてみれば生まれつきの感覚基準なので他者との比較で自己理解をすることは低学年においては難しいものがありますので、親御さんが注意深く、その子の行動様式を観察することが大事です。

 

お困りのことがありましたら、メールや電話でお問合せください。

『合理的配慮』で変わる学校選びの基準とは?

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日本においては、障がい者を取り巻く環境が大きく変わり始めたのは2014年でそう昔のことではありません。

 

その年、日本は障害者権利条約(2006年の国連総会にて採択)に批准しました。

国際条約を批准するにあたり、国内法である障害者基本法や障害者差別解消法、障害者雇用促進法の3法が制定されました。

例えば50人以上の企業であれば、1人以上の割合で障害者を雇用しなくはいけない法定雇用率の導入が挙げられます。

それらに沿った対応、取り組みを学校教育現場でも具現化させなくてはいけません。

個々に違う障がいのあり様に合わせて適切な対応をすることを『合理的配慮』といいます。

たとえば、世の中に浸透しているもので分かりやすいものは車椅子利用者向けのバリアフリーなどが挙げられます。

身体的な障がいだけでなく、精神的な面で不自由をしいられている方にも同様に適切な対応の在り方が学校側に求められるようになりました。

早稲田大学では、一般的な「学生相談室」は昔からありましたが、近年『発達障がい』で課題を抱える学生のためだけの相談室も開設しました。

早稲田大学 障がい学生支援室』

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利用者は月平均100名ぐらいいます。事前にいくつかの診断を受けるなどエビデンスを提出することは必要です。

当然、「発達障がい」で悩んでいるものの診断を受けていなかったり、そういった学生相談室の存在を知らなかったりする学生も一定数在籍しているとは想定されます。

はたして、多いとみるか、少ないとみるか…

その辺りはさておき。

では、その相談室で受けられる具体的なサポートを挙げてみると、

①複数の条件を組み合わせなくてはいけない履修登録のフォロー

②課題提出の期日延期の交渉

③講義を受講する際に、録音機器の持ち込みの許可

など、学生生活では欠くことのできない内容など多岐にわたります。

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このように、障害者の行動導線がスムーズになされるようなインフラ整備や学校における学習支援の在り方など様々な局面で配慮がなされなければならないのが、

『合理的配慮』と言われるものです。

当然、そういった『合理的配慮』を享受する権利があるといっても学生個人の判断で勝手にできるのではなく、相談室の支援員が教授との面談に同席したり、学部事務室との仲介に入ったりするなどして行われます。

様々な教育施設の整備を進めている早稲田大学には心療内科もあり、診療や治療も受けられます。2年前からは、主治医が常勤採用され、常時対応にあたります。

早稲田大学は、日本の私立大学の中でも1、2を争う難関トップ校です。

当然、課題は山積みですが、こういった取り組みは、今後益々、他の大学や学齢期が下った高校・中学の現場でも同様に拡大されてきます。

学校選びの視点はいろいろありますが、これからはどのような『合理的配慮』に基づいたサポートやフォローができるかも、大きな要因となってくるでしょう。

高校選びでは、集団での一斉授業がベースになっていない通信制高校が『合理的配慮』に対応できる学びのシステムとなっています。

 

あなたのお子様にはどういった『合理的配慮』が必要で、ピッタリ合う学校なのか?

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こちらのサイトから無料相談を受付けています。

http://furutraman.wixsite.com/school

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不登校の要因と解決に至るアプローチについて

不登校に至るまでには様々な要因、つまづきが挙げられます。

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①人間関係のつまづき(教員・生徒間)

②発達の課題(発達障害)や偏りからくるつまづき(ADHDなども含みます)

③知的面での遅れからくる学習のつまづき(LDなども含みます)。近年、急増している中高一貫校の学習スピードへの違和感もあります)

④生活リズム、ペースの乱れからくるつまづき(ゲーム依存症、起立性調節障害など)

⑤非行

⑥その他(なんとなく、特に明確な理由が見当たらない)

他にもあるでしょう。それでは、お子さんはどれに当てはまるでしょうか。それによって、対応や解決に向けたアプローチは異なりますので。


と言ったとて、大事なのは病理学的な課題として扱うのではなく、一人ひとりの個性をどう捉えて、どのように生徒本人が認識し、周りが不足の部分をサポートしていけるか、にあると思います。

そういった流れの中で、ここ数年、様々な具体的なサポート方法も体系化されてきました。

それでは、どういうサポートを選択すれば良いかというと、苦手な事柄それぞれに個別に対応するアプローチを検討するよりも、いくつかの感覚過敏のサポートに着目した方が分かり易いです。


主に、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚などです。

いずれかの感覚が一般的な人よりも過敏か、もしくは逆に鈍感になっているため、他者とのコミュニケーションに難が出て、その結果、集団が苦手になり、不登校になるケースは少なくありません。

例えば、視覚過敏でしたら、他の人が見えないとされる不思議なものまで見えたり、一度見たものの記憶定着が強すぎて、日常に支障をきたす。

聴覚でしたら、遠くの運動場で騒いでいる声と近くの目の前で話している先生の声も同じボリュームに聞こえ、教室内でパニックを起こす。

触覚過敏は、人との距離感と移動動線の重複を意識して、使用するスペースと関わる人数などを照合していけば対策はたてやすいです。

嗅覚と味覚は紐づいていて、食の細さやこだわりから、健康面の配慮が必要など、様々にあります。

実際に、それらの個別の対応策のラインナップも揃ってきています。

それにも増して、そういった個々の課題に対して、学校として、有効的な役割を担っているのが、通信制高校、サポート校、高等専修学校フリースクールといった支援機関です。

集団行動や一斉授業、煩雑なコミュニケーションなどを回避しつつ、自立した進路選択や職業選択を可能にしている学校群、学校種です。

多様なタイプの不登校生に対応すべく、コースや学科が編成されています。

学校選びや個々の対応についてお困りの方は無料個別相談サイトhttp://furutraman.wixsite.com/schoolを設けています。専門分野の心理カウンセラーや進路アドバイザーが対応します。電話でもメールでも対面でも承ります。

 

 

 

 

新型コロナウィルス感染拡大により、揺らぐ進路選択のポイントとは?

新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、全国の学校が閉鎖になり、生徒・保護者だけでなく様々な進路関係者にも影響が及んでいます。今回は、4月から新しい年度が始まる前の3月で押さえておきたい進路選択のポイントコロナリスクがもたらす進路選択の影響についてお伝えします。

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前回記事でお伝えしたように募集定員がいっぱいになり、募集を締め切っている専門学校、学科・コース以外は、3月ギリギリまで専門学校は出願・入学できる可能性が高いと述べました。(※今回のコロナウィルスの影響で専門学校も通常授業は閉鎖されているところが多いですが現高3生に限り、学校見学、相談を受け付けていますので、諦めることなく希望の学校のホームページを確認しましょう。)

 

前回記事→(http://masayoshifurugen.hateblo.jp/entry/2020/02/25/211809

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入試が随時行われていて、作文や面接などが主な入試方法になっている通信制高校も進路選択、学校選びのポイントは専門学校と同じ状況と考えて良いでしょう。まずは、専門学校選び、通信制高校選びのポイントどういった行動をとればいいかの流れを理解してください。


学校選びは3ステップで!


最初にすることは比較検討のための情報収集です。
①『目で見る』
何を見るかというと紙で作られたアナログな学校資料とそれに記載されている内容がデジタル化されているウェブサイト・ホームページです。

内容はほとんど一緒ですが、紙の方のパンフレットには2種類あります。
1 募集要項もしくは入試要項と表に書かれた冊子です。こちらには、入試全般(日程、方法、出願から入学までの流れ、学費の納入)の詳細について記載されています。どちらかというと保護者は必ず見ておかなくてはいけないものです。
2 ガイドブックと言われもので、見た目きれいに製本されて写真やカラフルなデザインで彩られている資料です。こちらは学校の魅力を分かりやすく伝えようとしていますので、実際に通学する生徒目線の内容になっています。
これらの情報を同じくホームページ上で見ることができますが、学費などについては記載していない学校も中にはありますので紙パンフレットのチェックも怠りなくしておきたいものです。


次にすることは、
②『耳で聞く』
※今回のコロナウィルスで影響を受けているのは、ここのステップです。
最初のステップ①『目で見た』内容の確認や疑問を入試課や広報、募集担当の人に直接聞ける場が、合同相談会・合同説明会・合同ガイダンスなどと呼ばれている進路イベントです。
たくさんの学校がホール、会場内にブースや相談コーナーを設置し、来場者は自由に聞いて廻ることができるイベントです。
自分の希望する分野の学校が複数あるので、その場で情報収集ができます。また、生の話を聞くことで効果的な比較検討ができ、より自分に合った学校を見つけやすいというメリットがあります。
そして、①『目で見た』学校の資料の内容を②『耳で聞いて』、さらに実際に行ってみるための学校の候補を絞り込むためにも参加をオススメします。※ただし、イベントの性質上、不特定多数の人が様々なエリアから来場しますので、感染予防対策の観点から、そういった進路イベントは相次いで中止になっています。

 

最後に、
③『足を運ぶ』
専門学校や通信制高校は、学校説明会・学校見学会・体験入学・オープンキャンパス・オープンスクールなどの名称で自主開催しています。実際に足を運んで比較検討することで自分にとって最適の学校を探すことができます。※春休みを利用したイベントがどの学校でも多数企画されていましたが、こちらも感染予防からほとんど中止になっています。


専門学校の場合は6月からAO入試のエントリー、受付がスタートします。逆算して、足を運んでの学校選びの比較検討は3月中に済ませるべきところでしたが、こればかりは致し方ありません。


新年度のスタートは3月未消化の勉強やら行事やらの対応も含めて、さらに進路の準備、学校選びと対策などもあり、とても慌ただしい新学期が予想されます。いかに慌ただしいからいって、進路選択・学校選びを疎かにするわけにはいきません。不要不急の外出を自粛する状況下にあってはインターネットによる情報収集が中心にならざるを得ません。しかし、ミスマッチのない学校選びには、足を運ぶステップの数がカギをにぎることには変わりありません。


1日も早くこの混乱が収束し、本来の進路選択の動きが取れることを願ってやみません。

 

All About記事の『学校資料の読み解き方』はこちらのサイト記事から

“専門学校受験/専門学校受験の基礎知識”
専門学校の志望校選びに役立つ!学校資料の読み解き方
ご家庭に直送されてきたり、子どもが進路相談会などで持ち帰ってきたりする専門学校の資料。最終時点である出願・受験に必要な書類が同封されていますが、実は専門学校の志望校の絞り込みの時にも役立つポイントがあります。どの資料を、どのように見れば良いのでしょうか。

https://allabout.co.jp/gm/gc/457804/

 

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3月ギリギリまで間に合う専門学校の入試

この記事を書いているのが2月末です。国公立の二次試験と一部の私立難関大学を除いては、高3生の進路結果はほぼ結果は出揃ったと言えるでしょう。希望通りにいった人はともかく、迷いや諦め、無気力感も錯綜している人も少なくない時期でもあります。

 

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しかし、実は、専門学校の入試は3月ギリギリまで行っていて、出願受付をしている学校も少なくありません。専門学校の入試の特徴は書類審査、面接、志望動機書の提出などの組み合わせです。一部の医療系や人気学校、コースを除いてはまだ定員枠が空いているかもしれません。

 

定員が埋まって募集を締め切っているところは、そのことがはっきり分かるようにホームページで明示しています。それは致し方ありません。しかし、それがなければまだ定員枠が空いていて、入学手続きが可能と推測しても大丈夫です。

 

専門学校の入試は、高校時代の成績、内申書を重視するものではなく、あくまでもその業界や職種、仕事に就きたい、資格を取得したい、スキルを身に付けたい、そういったモチベーションを重視するため、大学の一般入試などと違い落とす入試ではありません。

 

そのようなモチベーションはまだありません!という方で来年一年間かけて、進路選択をしたいというならば焦らずともじっくり自分探しから始めてください。

 

しかし、もう後がない、とにもかくにも進路を決めなくてはいけない人は、退路を断ち、少しでも興味関心を持てる分野があるならば飛び込んでみてはどうですか?

 

専門学校の分野には、『商業実務分野』、ビジネス系と呼ばれる分野もあります。特定の技能職だけではなく、通常の企業の一般職を目指すものです。一般事務や営業などで使うPCスキルや係数力を培う学びが主となります。

 

大学生の就職活動とも重なる企業や会社が多くあります。しかし、大学生にも勝るとも劣らない実績を挙げている専門学校も多数あります。

 

その辺りは、オールアバウトの専門学校ガイド記事でお伝えしています。ご参照ください。

https://allabout.co.jp/gm/gc/452058/

 

商業実務分野については、通信制高校の進路でもお伝えしていますので、併せてご参照ください。

https://www.stepup-school.net/sennmonn/sennmonn03.php

 

学校選び、進路選択で迷っている方は、私が進路・心理カウンセラーをしているこちらの無料相談サイトからどうぞ

http://furutraman.wixsite.com/school

 

 

専門学校の入学条件について

専門学校には法律の定めで3つの課程が設置できることになっています。社会人や短期コース受講者向けの一般課程と中学卒業者向けの高等課程、そして高校卒業者を対象とした専門課程です。

今回は専門課程に進学するにあたっての必要なこと、入学条件についてお伝えします。

高校には全日制高校と通信制高校単位制高校などありますが、いずれの高校でも卒業していれば問題なく出願(合格や入学とは違い、願書を提出することの要件がある)できます。

事情により、高校には行かず中学卒業後すぐに仕事についた方や高校を途中で辞めた方(中途退学者)は出願できません。そのような方々が専門学校に入るためにあらためて3年間高校に通うことにはさまざまな面で非効率です。

 

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そういったこともあり、以前から旧大検(大学入学検定試験)、現在は高認(高校卒業程度等入学試験)の所定の科目を受けて、合格すれば、そちらの証明を持って専門学校のみならず大学、短大の出願ができます。

現在の高認試験は年2回実施されています。一回で全科目合格とならずとも、各回の合格を科目を積み上げていきトータルでクリアした段階で効力を持つことができます。

問題の内容自体も以前の大検と呼ばれていた時代よりも易しくなり、とても活用しやすい制度となっています。とは言っても、数理計算を求められる数学や理科系科目、日本史・世界史などの暗記系科目など、問題レベルが下がったからといって、苦手、不得手、不得意科目はある方には全科目合格は鬼門となります。

 

そこで穴場的にお薦めな制度が通信制高校の科目履修というシステムです。通常の高認試験で取れる科目はそれで取り、鬼門科目は通信制高校にて取得するという制度です。

通信制高校の場合、対面授業により、学習内容を理解してテストを受けるというのではなく、通常はレポートを科目ごとの所定の回数提出することになります。レポートは一般的な意味での、調べ学習ではなく、教科書を見ながらドリルをやっていくイメージに近いものです。

学力の向上という点においては難しいですが、とにかく高卒資格を取得するにはとても学習量や質の軽いものです。そうであればこそ、学習以外の課外活動に力を入れることができます。スポーツを中心に活動するアスリートや芸能活動をするタレントにも親和性が高い制度となっています。

 

そういった制度を効果的に活用し、とにもかくにも、いち早く高卒か同等の資格(高認)を取得し、自分のナリタイ・ヤリタイを実現できる活動に移っていきましょう。

 

高等学校卒業程度認定試験高認)の詳細については、文部科学省のサイトをご参照ください。

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/

 

高認通信制高校の科目履修を併用する方法は、地域性や通信制高校の規定がさまざま違いますので、まずは無料学校選びサイトでご相談ください。

http://furutraman.wixsite.com/school